キュービクルの役割とは
2023/10/25
キュービクルとは、ビルや大型の施設に備え付けられている高圧受電設備です。
一定規模以上の電力を使う施設には設置が義務付けられていますが、その役割を知る方は少ないのではないでしょうか。
そこで今回は、キュービクルの役割についてご紹介します。
キュービクルの役割
高圧電力の電圧を下げる
キュービクルは、発電所から送られた高圧電力の電圧を下げる目的で設置されます。
小さな変電所のように、金属の箱の中にさまざまな機器がおさめられており、電力供給の効率を高めるのが役割です。
さらに自社で電気を管理するため、節電につながります。
構成機器ごとに役割が異なる
キュービクルの構成機器にはさまざまなものがあり、それぞれ役割が異なります。
・区分開閉器…電力の供給側と受電側を区別し、事故や不具合が発生した際の電力会社の設備への影響を防ぐ
・断路器…保守点検の際に電気回路を遮断する
・遮断機…別名ブレーカーと呼ばれ、電流の異常があったときに電力の供給を止める
・変圧器…電力会社から送られた高圧の電気を、低圧に変換する
・保護継電器…電流や電圧の急激な変化があった場合、電力を止める
・制御装置…キュービクル全体をコントロールする
・低圧配電設備…電気を必要なところに分ける
・計測機器…電圧や電流などを計測する
まとめ
キュービクルの役割は、発電所から送られた電力の電圧を下げることです。
さらに内部にはさまざまな機器がおさめられており、それぞれに違う役割を持っています。
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